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『RENOBLE/リノブル』施工事例集 築38 年・鉄骨造・3 階建てアパート改修工事編Part.1
2025.05.26
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スタッフブログをご覧いただき、
ありがとうございます!!
石川県金沢市駅西本町の
「プロタイムズ金沢駅西店」
と
富山県富山市黒瀬の
「プロタイムズ富山中央店」
(レアテック株式会社)
2店舗のスタッフが、
”塗装工事やリフォーム工事って
どんなもの?”
を様々な形でお伝えしていきたいと思います!
みなさま、こんにちは
ブログスタッフ、レアテック株式会社の奥田りさです
今回も、私たち「プロタイムズ金沢駅西店・富山中央店」の運営会社「レアテック株式会社」、
そしてビルやアパート・マンションなどの大規模修繕の専門家「RENOBLE/リノブル」が
「大規模修繕」に関する情報を、お届けいたします
5月も下旬を迎え、新緑がまぶしい季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか
最近は日中に汗ばむような陽気もあり、初夏の気配を感じる日も増えてきましたね
※2025年5月26日レアテック株式会社 金沢本社にて撮影
さて、今回のブログは過去に弊社『RENOBLE/リノブル』に工事をお任せいただいた
「築38年・鉄骨造・3階建てアパ―ト改修工事」の施工事例を詳しくご説明していきます
はじめに今回ご紹介する物件の詳細ですが、築年数は38年、鉄骨造の3階建て、
総戸数が12戸のアパートです
外装材はALC版を使用しています
まずは建物の外観をご覧ください
一見、綺麗に見えますが、細かく調査したところ下記の写真のような状態となっていました
外壁ALC版の塗装面は、経年劣化によりひび割れが各所で確認されました
また、外壁の目地シーリングやサッシの取合いシーリングについても、
硬化や収縮が見られ、防水性能が低下している状態でした
さらに、バルコニー床面のアスファルト防水層においても、
ひび割れが発生しており、防水性能が低下していましたので、
これらの状況を踏まえ、今回は以下の改修工事を実施することとなりました
【改修工事の内容】
・「外壁補修工事」
・「シーリング改修工事」
・「塗装改修工事」
・「バルコニー防水工事」
本日は第1回目として、「外壁補修工事」と「シーリング改修工事」の
施工内容についてご紹介いたします
それでは早速ですが、「外壁補修工事」から施工前の状況と、施工方法を順に見ていきましょう
外壁補修工事(Uカットシーリング工法)
【施工前状況】
【外壁補修工事について】
今回の外壁補修工事ではUカットシーリング工法を用いて、外壁表面に発生している
ひび割れを適切に補修していきます
この工程を丁寧に行うことで、建物の防水性能および耐久性を確保するとともに、
仕上がりの美しさも維持することができます
また、塗装前にこの工程を確実に実施することで、塗膜の劣化や剥離を防ぎ、
外壁の保護性能を長期間にわたり持続させることが可能となります
【施工方法】
1.【Uカット】
まず、外壁ALC版の塗装面のひび割れ部分に、専用の工具を使用してU字型にカットし、溝を作ります
なぜ溝を作るのかと言いますと、
シーリング材をしっかり奥まで充填できるスペースを確保するためです
また、接着面積が広がるため、シーリング材が建材と強く密着し、
剝がれにくく耐久性の高い補修が可能になるからです
※専用工具にて溝カット状況
※溝カット完了
2.【プライマー塗布・シーリング材充填】
カットした溝の中に残った粉塵などを丁寧に除去した後、
シーリング材の密着性を高めるために、プライマーを塗布し、シーリング材をしっかりと充填します
その後、充填したシーリング材の表面をヘラで押さえ、平らに均して完了です
※シーリング材の詳しい充填方法については、
下記のシーリング改修工事の内容でご説明させて頂きます。
※Uカットシーリング工法 施工完了
シーリング改修工事
【施工前状況】
【シーリング改修工事について】
今回のシーリング改修工事では、外壁の目地シーリングや、サッシの取合いシーリングなどの
打替えを行います
シーリング材は建物の各所に使われており、防水性能や気密性を維持する上で
非常に重要な役割を担っています
しかし、時間の経過とともに紫外線や風雨の影響で
ひび割れや硬化、剥離などの経年劣化を起こしやすく、放置すると雨水の浸入や
構造材の腐食、断熱性能の低下など、建物全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります
これらを未然に防ぐためにも、劣化したシーリング材は早めに打ち替えましょう
【施工方法】
1.【既存シーリング材の撤去・周辺の養生】
まず初めに、既存のシーリング材を撤去します
その後、新たにシーリング材を充填する箇所の周辺にマスキングテープを使用して養生していきます
この養生を行うことで、施工箇所以外にシーリング材が付着するのを防ぎ、
美しく仕上げることができます
※外壁ALC版の塗装面 既存シーリング材の撤去状況
※サッシ 既存シーリング材の撤去状況
※養生状況
2.【プライマーの塗布】
既存のシーリング材を撤去した後は、新しいシーリング材が
しっかり密着するようにプライマーを塗布します
プライマーとは、建材とシーリング材との接着性を高めるための下塗り材です
この工程を省いてしまうと、充填したシーリング材が早期に剥がれてしまうリスクがあるため、
プライマーの塗布は絶対に欠かせません
※外壁ALC版の塗装面 プライマー塗布状況
※サッシ プライマー塗布状況
3.【新規シーリング材の充填】
プライマーを丁寧に塗り終えたら、いよいよ新しいシーリング材を充填する工程に入ります
この作業には、「シーリングガン」と呼ばれる専用の道具を使います
シーリングガンを使って、シーリング材をゆっくりと、
そしてたっぷりと惜しみなく充填していきます
これにより、しっかりと防水性が確保され、長持ちする仕上がりになります
※外壁ALC版の塗装面 シリンダーガンでのシーリング材充填状況
※サッシ シーリングーガンでのシーリング材充填状況
4.【充填後のヘラ押さえ・養生片付】
シーリング材を充填した後は、専用のヘラを使って表面を押さえる作業に入ります
この工程では、内部に残った空気を抜くと同時に、
シーリング材を目地にしっかり密着させる効果があります
また、余分なシーリング材を取り除きながら、表面を滑らかに整えることで、
見た目も美しく仕上がります
最後にマスキングテープを丁寧に剥がし、施工周辺に汚れやはみだしが無いかを確認します
※外壁ALC版の塗装面 シーリング材を充填した後のヘラ押さえ状況
※サッシ シーリング材を充填した後のヘラ押さえ状況
5.【施工完了】
これにて施工完了です
シーリング材を隙間なく丁寧に充填したことによって防水性能・耐久性が高まりました
※外壁ALC版の塗装面 目地シーリング打替え完了
※サッシ 取り合いシーリング打替え完了
今回は「外壁補修工事」と「シーリング改修工事」についてお話しました
次回は、「塗装改修工事」や「バルコニー防水工事」についてご説明させて頂きます
大切な資産であるアパート・マンションを長く良好な状態で維持していくためには、
外壁やシーリング材の定期的な点検とメンテナンスが欠かせません
見た目の美しさを保つだけでなく、建物の寿命を延ばし、資産価値の向上にもつながります
それでは、この度も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします
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