スタッフブログ
タイル補修について
2016.06.15
スタッフブログ
スタッフブログをご覧いただき、
ありがとうございます!!
石川県金沢市駅西本町の
「プロタイムズ金沢駅西店」
と
富山県富山市黒瀬の
「プロタイムズ富山中央店」
(レアテック株式会社)
2店舗のスタッフが、
”塗装工事やリフォーム工事って
どんなもの?”
を様々な形でお伝えしていきたいと思います!
みなさま こんにちは!
ブログスタッフの山 理美です
北陸も梅雨入りしました![]()
暑くてじめじめしてます・・・![]()
さて今回は、レアテックで行っている作業現場をご紹介します![]()
タイル浮きの補修工法
外壁がタイル貼りのビルは多くありますよね。
そういったビルにはタイルの剥落という危険があります![]()
タイルが浮いてくることによって最終的に剥落という形に
なってしまい、
落下したタイルが歩行者などにあたる危険性があります。
そんな剥落を防ぐために、定期的な調査が必要になります![]()
調査をして、浮いているタイルがあれば補修を行います。
そのタイル補修工法の一つであるFST工法を
かんたんにご紹介します![]()
まず外壁打診調査を行い、タイルの貼付状況を確認します。
打診ハンマーという道具を使って外壁全面を叩いていきます。
こちらの写真は高所なので、ゴンドラに乗っての調査です![]()
充分に気をつけて行います![]()

調査をしたところ、浮いているタイルがありました![]()
浮いている箇所はテープで
マーキング(浮いているところをテープで囲う)していきます。
浮きの種類によってテープの色を変えています![]()

浮きは大きく分けて2種類あります。
1つはタイル自体の浮きで陶片浮きといい、
緑色でマーキングされています。
もう1つは下地モルタルの浮きで下地浮きといい、
青色でマーキングされています。
外壁調査が終わったら、注入工事に入ります。
まず、低騒音ドリルを使ってタイルに穴をあけていきます。
普通の振動ドリルを使うと音が大きく騒音になってしまうので、
写真のような低騒音ドリルを使います。

次に面取りというタイルを少し削る作業を行い、
最後のピンニング(ピンを穴に入れる)をできる状態にします。
青色のマーキング(下地浮き)は4~5枚に1本ピンを入れます。
緑色のマーキング(陶片浮き)は1枚1本ピンを入れます。
浮きの種類、範囲、部位によって入れるピンの
本数も変わってきます。

次に樹脂注入を行います。
注入ガンにエポキシ樹脂を入れて、
タイルに穴をあけた所に
ガンを差し込んで中にエポキシ樹脂をまわします。
この時エポキシでまわりのタイルを汚さないように気をつけます。

最後にピンニングという作業で
穴にアンカーピンを入れていきます。
これでタイル浮き部をエポキシ樹脂と
アンカーピンによって固定できました。


ピンの表面には塗装が施してあるので、
ピンを挿入してもあまり目立ちませんね![]()
マスキングテープを外してこれで施工は完了です![]()
FST工法は特殊な技術で、
タイルの剥落落下を防止する大変優れた技術です。
施工をするためには、
講習を受けて試験に合格しなければなりません。
道具・材料さえあれば誰でも出来るという作業ではありません![]()
多くの経験で培われた調査の技術や
FSTのような特殊な技術による補修方法も
プロタイムズ/レアテックの強みの一つなんです![]()

