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リノブル用語解説 Part1.『シーリング材』
2022.01.27
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スタッフブログをご覧いただき、
ありがとうございます!!
石川県金沢市駅西本町の
「プロタイムズ金沢駅西店」
と
富山県富山市黒瀬の
「プロタイムズ富山中央店」
(レアテック株式会社)
2店舗のスタッフが、
”塗装工事やリフォーム工事って
どんなもの?”
を様々な形でお伝えしていきたいと思います!
みなさま、こんにちは![]()
ブログスタッフ、レアテック株式会社の羽根木晃子です。
私たち「プロタイムズ金沢駅西店・富山中央店」は、
建物の調査診断と、防水工事、外壁塗装などなど
建物の各種修繕改修工事を専門に行っております。
大きな括りで言うと「建設業」になります。
どの業界にもあると思うのですが、その業界ならではの、
その業界に携わっている人にしか分からない用語があって、
「建設業」でも沢山の業界用語があります。
そこで、今回は「リノブル用語解説」と題しまして、
皆さまに知っていただきたい建設業界の用語について、
定期的にこのブログで分かりやすく解説していきたいと思います!
記念すべき1回目の用語は「シーリング材」についてです。
「シーリング材」とは、建物や設備の設置の際、材料と材料の間に
できてしまう隙間を埋めることを目的とした材料です。
もしかしたら、「コーキング」と聞いてピン
とくる方も
いらっしゃるかも知れませんが、
「シーリング」と「コーキング」に大きな違いはなく、
呼び方が違うだけでどちらも同じものとして扱われています。
こちらでは「シーリング」と呼ばせていただきたいと思います。
「シーリング材」の特徴は、
- 材料同士をつなぎ合わせることが可能(密着性)
- 常温では液状であり、時間が経つことで硬化する(凝固性)
- 水や空気を通さない(密閉性・断熱性)
- ゴムのように衝撃を吸収する(弾力性)
以上のような特徴から、
建物を雨水から護る役割も果たしてくれています。
例えば、サイディングボードやALCボードでつくられた外壁は、
複数のボードを張ってできており、その隙間をシーリング材で
埋めています。
シーリング材は、建物の歪みや熱によるボードの伸縮によって、
ボードとボードのつなぎ目(目地(めじ)と言います)が動く事から、
その動きに追随するために、柔軟性が高いものである必要が
あります。
ですが、シーリング材も外壁同様、紫外線や雨水で劣化し柔軟性が
徐々に低下していきます![]()
シーリング材が劣化すると、劣化した箇所から建物内部へ雨水が
浸入してしまう恐れがあるため![]()
シーリング材は定期的な補修をする必要があるのです。
では、シーリング材の劣化の種類と補修するタイミングについて
ご紹介します。
【チョーキング現象(白亜化現象)】
紫外線や雨を浴び続けることで、シーリング材の成分である樹脂や
顔料が分解されて、粉状になって表面に現れる現象を言います。

こちらの写真の指についている白い粉状のものが、
シーリングのチョーキング現象によるものです。
また、ひび割れ、破断も確認できます。
チョーキング現象は、シーリング劣化の初期段階ですので、
今すぐに補修をする必要はありません。
【表面のひび割れ】
チョーキング現象が進行していくと、次第にシーリング材の柔軟性
が失われ、ひび割れをおこします。
シーリングには、柔軟性をもたせる為に可塑剤(かそざい)という
ものが含まれていますが、その可塑剤が紫外線によって気化し、
柔軟性が失われてしまいその結果、ひび割れという現象が
起きてしまうのです。
【肉やせ・破断・剥離】
肉やせとは、何度も繰り返しになってしまいますが、紫外線などを
浴び続けたことによって、シーリングに含まれている可塑剤が表面
に溶け出し、シーリングの厚み自体が減少してしまうことです。
新築時に施工した際のシーリングの厚み不足や、シーリング材を
しっかり密着させるために塗る「プライマー」と呼ばれる下塗り材
の不足も原因としてあげられます。
こちらの写真をご覧ください。↓

表面のひび割れや、肉やせを放置していると、ご覧のように
シーリング破断や、外壁とシーリング自体が剥離してしまいます。
このような剥離・破断した箇所から雨水が浸入して![]()
漏水の原因となるのです![]()
シーリングの劣化を身近なもので例えるならば、「輪ゴム」です。
輪ゴムを長い間、陽の当たる場所に放置していて、
いざ、使おうとした時に、硬くなって切れてしまった![]()
このような経験、ありませんか?輪ゴムの劣化も、時間の経過に
伴う紫外線などにより成分が分解されておきていて、
シーリングの劣化も同じ原理になります。
シーリング材の耐久年数は、私たち
「プロタイムズ金沢駅西店・富山中央店」の基準では
約5年~8年です。ですが、
ひび割れや剥離などの症状が出たら、できるだけ早く
補修をしてください![]()
応急処置として、ひび割れの場合は既存のシーリングの表面に
シーリング材を塗布する「増し打ち工法」で補修をすれば、
表面のひび割れの進行を防ぐことも可能ですが、
剥離や破断の場合は、劣化しているシーリング材を撤去して、
新たにシーリング材を充填する「打ち替え工法」での補修が
必要となります。
ここで
シーリング工事業者の選定には注意してください![]()
シーリングが剥離・破断など「打ち替え工法」でしか補修できない
劣化をしているのに、「増し打ち工法」で費用を押え、見積りを
安く提示してくる業者もいるからです![]()
劣化しているシーリング材を撤去せずに、
その上から新しいシーリング材を充填しても、
シーリングの役割を十分に発揮できませんし![]()
余計に無駄な費用を掛けるだけの工事になってしまいます![]()
ですので、「まだ、増し打ち工法で大丈夫ですよ~」や
「増し打ち工法のほうが手間や費用を抑えることができるので、
うちのほうが安く工事できますよ!」
などと言ってくるような業者には注意しましょう![]()
もちろん、劣化していない場合は「増し打ち工法」でも問題ない
場合もあります。
いずれにしましても、シーリング材の劣化症状をみつけたら、
まずはシーリングの状態を専門の業者に診断してもらう事を
オススメします。
そして、必ず相見積りをとり、工法の確認を行いましょう。
私たち「プロタイムズ金沢駅西店・富山中央店」は、
建物診断のプロフェッショナルであると同時に
今日のテーマ「シーリング工事」を得意としております![]()
建物の劣化状況を正確に把握したうえで、
その建物に合った工法にて工事をご提案させていただきますので、
お気軽に、ご相談くださいませ![]()
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました![]()
次回もよろしくお願い申し上げます![]()
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